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産むかもしれないあなたへ 自然分娩おすすめの本

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どんな形であれ、一人でも多くの女性が
その人にとってかけがえのないお産をしてほしいと願っています。

たとえ、自分の望み通りのお産にならなかったとしても。

 

お産と言えば、

イブの原罪のごとく「痛くてつらい」ことだけにフォーカスされ、

結び付けられているのは残念なことです。

特に若い世代に。

 

今や簡単にインターネットで何でも情報が手に入ります。

お産に関しても簡単にリサーチして簡単に結論をだすこともあるかもしれません。

また情報が多く調べれば調べるほど、迷ってしまう人もいるかと思います。

 

周りにいる夫や親などの家族、友人、お医者さんなどから
さまざまな意見を聞き、影響を受けるでしょう。

今まで経験したことがないお産という大イベントに対して
楽しみと同時に不安と恐怖がつきまとうことも理解できます。

結局のところ、何が正解とかありません。

 

常識や社会がどうであれ、産むのはあなた自身。

まず第一に自分自身にどんなお産をしたいのか聞いてみることです。

もし、自然分娩に興味があれば、
独断ですが私のおすすめの定番本を紹介します。

 

海外のアクティブバースの本

「アクティブバース」という言葉を聞いたことがありますか?

 

私が初めて聞いたのは妊娠しているとき、
どういう出産をしようかと考えていたときでした。

アクティブバースはフリースタイル出産と同じ意味とも言われるけど

それだけでなく、

産む女性と生まれてくる赤ちゃんの主体性を尊重した出産のことを言います。

 

その「アクティブバース」について代表的な本は

フランスの自然分娩の先駆者ミシェル・オダン医師

「暴力なき出産」「プライマル・ヘルス」という本です。

 

「暴力なき出産」の中でオダン医師は

現代の出産方法は生まれてくる赤ちゃんにとって“暴力”そのものと言います。

赤ちゃんの立場から出産時にどんな心の傷が起こるのか、

どのようにすれば快い祝福の人生に旅立っていけるのか

具体的に解明した本です。

 

オダン医師は赤ちゃんにとって

生涯トラウマにならないよう穏やかなお産を提唱しました。

(出産時に引っ張らない、光を当てない、母親から引き離さないなど

今の産院で当たり前にしている介入をしないお産)

 

これらの本は今や図書館でも手に入らなくなってきています。
お産の本に限らず、

良い本が古いというだけで消えていくのは残念でなりません!

 

「バース・リボーン―よみがえる出産」

もうひとつのミシェル・オダン医師お産の本を紹介します。

 

「バースリボーン」〜はしがきより〜引用

「現在の病院出産では安全という名目で

必要であるかどうか確信が持てないまま、薬剤と機械が行われています。

 

そのような世界にオダン氏は健全な感覚を持ち込もうとしているのです。
〜略〜
新しい命の始まりに心から敬意を払われる環境でお産が行われ、介助する。
その素晴らしさがすぐに(この本で)わかるでしょう」

 

人の誕生は死と同様に普遍的な出来事です。
多くの女性達にとって出産は一生涯でもっとも印象深く創造的な出来事です。

 

それを自然の流れに逆らい、
子どもを身ごもるときの情熱とは程遠い出来事のように

終わらせてしまうこともできれば、
お産の苦しみさえじっくりと味わいつくし、

尊厳に満ちた美しい体験にすることができるのです」

 

「ニューアクティブバース」ジャネット・バラカス著

“いのちを生み出す力”に任せて

お産をしたい人にむけて、かなり詳しく丁寧に読みやすく書かれた本です。

ジャネット・バラスカス さんもオダン医師と同様、自然なお産を広めた

国際的にも名高い活動家です。

 

古い本ですがお産の生理的なメカニズムなど

変わらないので参考になります。
自然分娩の教科書的な本をどれか1冊と思ったら迷わず

この「ニューアクティブバース」をおすすめします。

男性にもおすすめ。

 

ニュー・アクティブ・バース

 

日本では愛知県岡崎市で吉村正医師が自然なお産を広めてきました。
はじめは吉村医師はバリバリの最新医療を導入して

自然分娩とはほど遠い
お産をする産婦人科医だったとか。

 

それが1万8000例のお産を経験することで

お産の営みに夢中になり、方向転換したそうです。

 

1975年から江戸時代の古民家をつくり、
妊婦たちに薪割りなどの労働をさせてお産を迎えるそうです。

昔ながらの労働が安産につながるという考えだからです。

 

ほかの産院では高齢だから、合併症のリスクがあるからと

見放された妊婦が吉村先生の古民家で
生き生きとお産を迎えているそうです。

 

お産!このいのちの神秘―二万例のお産が教えてくれた真実

 

幸せな自然出産のすすめ: 産む力を高める

 

こちらは自然なお産を望むときに読む定番の必読本。

大野明子さんの「分娩台よさようなら」

男性の産婦人科医が多い中、
自然分娩という言葉がひとり歩きして
実は自然なお産を行っていない産院も多いようです。

 

 

 

分娩台よ、さようなら―あたりまえに産んで、あたりまえに育てたい葬られた日本のお産

 

ご存知の方も多いと思いますが胎内記憶で知られる池川明先生(婦人科医)の本。

 

 

 

このほか自然分娩に関するおすすめ本です。

 

 

これから出産する方は

どうぞお産を楽しみ、味わいつくしてください。

 

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橘 サイコ
橘 サイコ

心と体と魂をつなげるセルフケアについてお伝えします/ マスコミ業界での不規則・不摂生⇒環境、食、心と体の改善/ 自然分娩きっかけにナチュラルライフスタイル歴30年以上/ ストレスで喘息になり、心と体の不調和に敏感になる / トラウマと向き合う/ 潜在意識から自由になる方法を知る / 量子や波動(エネルギー)、植物の世界を探求中 / かつてアジア、アメリカ、ヨーロッパ暮らし、バックパッカー経験 / 現在は東京⇒八ヶ岳で暮らし / 周波数サロン準備中 / 愛犬家 / バイリンガル子育て / セルフケアで自分の健康を守り、免疫力を高めたい方、 心と体を整えるだけでなく、エネルギー(意識)の使い方を学び、バージョンアップしたい方、世の中や今の生き方に漠然とした不安を感じていてシフトしたい方、健康と豊かさを手に入れ地域のコミュニティや社会にいいエネルギーを広げたい方のために少しでも役立つ情報をお伝えしています。

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