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妊娠・出産・子育てはスピリチャル

目安時間 9分
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みんな、妊娠して出産して子育てすることは普通だと思っていない?
そしてその過程を経て育って今生きている私達。
これって実はスゴーーーイことです。

 

生命の誕生は奇跡

ひとりの赤ちゃんが誕生する確率はどのくらいだと思いますか?
何と
1400兆分の1!!!


若い健康な男女が性交渉したとしても
1回で自然妊娠する確率は約20%と言われます。

女性が16歳~40歳までの24年を子供を作れる時期だとすると、
この期間に子供を作れる卵子がたったの
200個しかありません。


その上、ひとつの卵子と精子が出会うのも涙と苦労なしには語れない物語です。

精子は1回の射精で約3億個が放出されます。
卵子の寿命は
1236時間。


なのでその間に精子は一生懸命、卵子のもとへ長旅をします。
卵子までたどり着けるのは3億個のうち、わずか
200個程度。
卵子はたった一つの精子だけを受け入れ、受精卵になります。


しかし!受精卵になっても着床できないこともあります。
妊婦のうち約
15%は早期流産です。

 

男と女が出逢い、1人の赤ちゃんが産まれてくる過程は、
とてつもない「奇跡」の確率です。
こうやって奇跡的に産まれてきた私達はみな、
かけがえのない生命なんですよね。

 

妊娠中のお腹で起こることは神秘


妊娠の期間にお腹の中で起こっている現象は神秘そのもの。
わずか300日間、胎児は子宮の中で35億年の進化をとげます。

胆嚢と呼ばれるアメーバのような生物からはじまり、
背骨のようなものが現れ、魚みたいになる。

そのうち、タツノオトシゴのような両生類みたいになって
さらに手足が伸びてトカゲのような爬虫類に。

そして哺乳類へ。

 

 

1つの細胞(=受精卵)が分裂を繰り返し、
ひとりでに各臓器を形作っていく。

これこそ生命の不思議であり、
初めて聞いたときにはとても感動しました。

 

お産の不思議体験

 

お産とは生命をあの世からこの世に送り出す行為です。
それの媒体となる役割を担っているのが女性たち。
こんな貴重な体験をさせていただくのは

何て光栄ではないでしょうか。

 

妊婦自身も身体の変化に敏感になり、

体と感情が開放されていきます。
出産によって身体は生まれ変わるように浄化され、
つきものがとれると話を聞きました。

 

私は1人目の子どもを助産院で自然分娩で出産しました。
自分の出産は24時間かかり、出血も多く、
とにかく大変だったことだけしか覚えていないんですよね。

 

当時、ほかの妊婦から不思議な出産にまつわる話を聞きました。
ある妊婦さんは陣痛で苦しみ失神寸前で何らかの問題で病院搬送へ。

その時、座敷わらじのようなものが出てきて
自分の周りをくるくると回って応援してくれたそうです。

 

その後、無事に出産できたということです。

また、ほかの妊婦さんはお産の現場に死んだはずのおばあちゃんが出てきて
語りかけてきたとか。

 

私にはそのような不思議体験はありませんでしたが、
お産という生と死の際である修羅場では
3次元ではありえないことが起こるのかも?と思いました。

 

私の知人はこのお産という行為そのものにオーガズムを感じ、

何回でも出産したいと出産フェチになった人もいます。

 

消えてしまったスピリチャルなお産

 

出産は神聖なものであり、最も創造的な瞬間です。
しかし西欧では出産は原罪と結び付けられ(アダムとイブの話)、
東洋では不浄なこととされます。

 

残念ながら現代の病院でのお産は
スピリチャリティを感じることはできません。

男性的医療システムの管理の下で密室で隔離され、
痛みを消し、感覚を麻痺させ、促進剤や吸引などで時間を短縮し、
赤ちゃんは産まれたらすぐに母親と離され、
まるでなかったことのように済まされます。

 

お産の施設も自然分娩出産を掲げながら
実際は医療介入は当たり前というケースもありえます。

 

アメリカの病院では妊婦にファストフードの食事が出され(友達から聞いた本当の話)、
麻酔を打って、テレビをみてお産するそうです。
そして産後
24時間以内で退院させられます。

 

日本では戦後までは家で自然なお産をしていました。
各地にはお産を取り上げる産婆さんがいました。

 

しかし、戦後のGHQ占領下でお産の世界にも大変革が行われました。
産婆という職業が消えてしまい、
助産婦と看護婦と保健師が統合されました。

 

お産は施設に移り、欧米のお産科学とシステムが取り入れられました。
これが戦後のベビーブームを支え、今に至るというわけです。

 

かつて産婆さんという役割の女性が
どのようにお産を取り上げていたかを知る興味深い本があります。

北海道アイヌという特殊な文化の中での話となりますが、
「アイヌお産ばあちゃんのウパシクマ」という伝承の書です。

 

ウパシクマとはアイヌ語で言い伝えという意味です。
代々産婆の家系で5代目で最後の産婆さんとなった
青木愛子さんとの話が記録されています。

 

愛子さんは古代から継承されて来た産婆術、整体手技、
薬草を使った治療を行い、シャーマン的な霊的能力を駆使して
地域の相談役として活躍していたそうです。

 

アイヌお産ばあちゃんのウパシクマ―伝承の知恵の記録

 

愛子さん曰く、お産はカムイ(神)の力でやるだから
お産の前と後には必ずお祈りする。
お産のときはどうすればいいか胸にお知らせがくると。

お腹に手を当てると胎児の様子、
男か女かも流産するかもとかいうこともわかったそうです。

生と死が交差する場に立ち会うスピリチャルなお産の様子が垣間見られます。

 

7歳までの子育て=育自

シュタイナー教育では人間の成長を7年周期でみています。
7歳までには体をつくる大事な時期。

親からもらった体を自分自身の生命力で体を変えていく時期だということです。

日本でも「七つ前は神の子」という言い伝えがあります。

7歳までは神に属するほど神聖な存在という意味があるそうです。
また昔、感染症などで命を落とす危険性があるのも7歳まででした。

 

ということは7歳くらいを節目に子どもは
あの世からこの世の人になっていく。
と考えます。

 

なので7歳までの子育ては親にとっても
子どもに育てられる「育自」の時期なのではと思います。

 

この時期、自分が生まれる前の記憶があり、あちら側の世界のことを話したり、
お腹の中にいたときに考えたことを話してくれる子どももいます。

生まれたばかりの赤ちゃんは何のエゴもなくわけ隔たり(分離)もない
100%ピュアで愛そのもの。

今を一生懸命生きている。

 

だけど、成長するにつれて親(自分)から、社会から学校から洗脳されて
こだわりの分離人間になってしまうのです。

 

誰もが例外なく。

 

私達は赤ちゃんのようなピュアな存在に戻れないのでしょうか?
私達が7歳以下の神の子たちから学ぶことはたくさんありそうですね。

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この記事を書いた人

橘 サイコ
橘 サイコ

心と体と魂をつなげるセルフケアについてお伝えします/ マスコミ業界での不規則・不摂生⇒環境、食、心と体の改善/ 自然分娩きっかけにナチュラルライフスタイル歴30年以上/ ストレスで喘息になり、心と体の不調和に敏感になる / トラウマと向き合う/ 潜在意識から自由になる方法を知る / 量子や波動(エネルギー)、植物の世界を探求中 / かつてアジア、アメリカ、ヨーロッパ暮らし、バックパッカー経験 / 現在は東京⇒八ヶ岳で暮らし / 周波数サロン準備中 / 愛犬家 / バイリンガル子育て / セルフケアで自分の健康を守り、免疫力を高めたい方、 心と体を整えるだけでなく、エネルギー(意識)の使い方を学び、バージョンアップしたい方、世の中や今の生き方に漠然とした不安を感じていてシフトしたい方、健康と豊かさを手に入れ地域のコミュニティや社会にいいエネルギーを広げたい方のために少しでも役立つ情報をお伝えしています。

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